昨日から、睡眠歯科学会に参加しています🙂
サブタイトル:2018睡眠の旅
名前の通り、睡眠の旅に誘われて爆睡しております。笑
会場では、めぐリズムのアイマスクを無料配布
え?いいの?旅立っちゃうよ?
流石、睡眠学会。
ご高名な先生のありがたーい講演
流石ご高名なだけあり、速攻で睡眠の旅に誘われます。
完全に睡眠学習学会。
パートナーと寝ている時、家族と寝ている時、さっきまでイビキをかいていたのに急に静かになり、10秒後くらいにまたイビキが始まる、ということありませんか?
もしかしたら、寝ている時に一時的に呼吸が止まる、睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
睡眠時無呼吸症候群とは、
・下顎が小さい人
・肥満体型の人
に特によく見られます。
寝ていると筋肉は弛緩します。
舌は筋肉でできているので、もちろん弛緩して起きている時よりも大きくなります。
ここに重力が加わり、舌が後方に落ちこんでしまうため、気道が塞がってしまい呼吸ができなくなってしまう、という病気です。
・日中の眠気が強く起きていられない
・運転中眠気が強くなってしまう
などの症状がある方、要注意です!!
実際、タクシードライバーさんや、バスの運転手さんは運転中の眠気は禁物なので、よく受診されます。
更に、この睡眠時無呼吸症候群、高血圧や糖尿病、心臓病や脳梗塞に繋がるリスクが高くなります。
睡眠時無呼吸症候群が軽度の人でも、高血圧発症のリスクは2倍
中等症になるにつれ糖尿病発症のリスクも上がります。
重症患者さんだと、脳梗塞発症のリスクは3.3倍
また、上気道が塞がってしまい呼吸はできないのに、肺は空気を求めて広がろうとするので、胸の内圧が高くなり、心臓に負担がかかり、心臓病発症のリスクが高くなります。
朝起きて頭が痛い、血圧が高い、などの症状は睡眠時無呼吸症候群の兆候かもしれません。
あれ?自分、怪しいかも…
と思った方、まずは近くの内科や耳鼻咽喉科で検査を受けてみてください。
検査は
・簡易アプノモニター(自宅で機械をつけて寝る)
・終夜睡眠時ポリソムノグラフィー(電極やモニターをつけ、病院で1泊する)
があります。
軽度であれば、口腔内装置(マウスピース)
中等症・重症だとCPAP(鼻から強制的に空気を送り込む)
が対応方法となります。
また、肥満傾向の人は減量指導をしたり、睡眠時間が不規則な人は睡眠日誌をつけてもらったりもします。
因みに、気道が完全に閉塞しないよう、鼻から細い管を入れて寝る、という方法もあります。
実際私も入れてみたことがあるのですが、柔らかいけど、ある程度弾性のあるチューブなので意外と出し入れが簡単です。
最近よく学会場にも出店しています。
軽症で、口に装置が入ったりするのはどうしても無理!という人や、鼻詰まりが酷い人にはトライしてもらっています。
右鼻、左鼻、長さの種類があり、チューブはノーズクリップで固定できます。
相方もよくイビキをかきます。そしてよく呼吸が止まっているので、私が夜中に起きて下顎を持ち上げ呼吸を再開させています。笑
口腔内装置を提案しましたが拒否されました😂
一生側臥位で生きていく!
のだそうです。
彼のように、どうしてもデバイス系が無理!!という人は、仰向けではなく、横向きに寝てみてください。
それだけでもかなり改善されますよ✨
人間の脳は睡眠をとることで1日の疲れをとっていますが、浅い眠りの時は活動性脳波が認められており、実際にはしっかり休めていません。そのため、すっきり起きられず眠気が強くなると考えられています。
次の日の眠気が強い
家族にイビキや呼吸が止まっているのを指摘される
という人は、大きな事故に繋がる前に、早めに検査を受けてくださいね。